ギャンブル依存症は脳みそ働いてない 必要のないリスクを選択する傾向がある

ギャンブルがやめられない、いわゆる「ギャンブル依存症」の患者は、必要のないリスクを選択する傾向があり、判断に関わる脳の働きが低下していることが分かったと京都大学のグループが発表しました。「
ギャンブル依存症」の患者は、国内にはおよそ500万人いると見られていて、有効な治療法の確立が課題となっています。
京都大学大学院医学研究科の高橋英彦准教授らのグループは、依存症の患者21人と、一般の人29人を対象に目標得点を達成するゲームを繰り返し行いました。
そして、リスクは高いものの当たれば高得点が得られる選択肢と、リスクが低く、点数も低い選択肢のどちらを選ぶかを調べました。
その結果、高得点を取らなくてもよい場面にもかかわらず、リスクが高く、高得点を得られる選択肢を選んだ割合は、一般の人が32.5%だったのに対して、依存症の患者では43.2%と、10ポイン
ト以上高くなったということです。
また、その際の脳の活動を測定したところ、依存症の患者は柔軟な状況判断に関わる「前頭前野」と呼ばれる部分の活動が、通常の半分程度になっていたということです。
高橋准教授は、「ギャンブル依存症は、これまで患者の性格の問題と考えられていたが、脳の機能不全が関係しているとみられる。新たな治療法の開発につながることを期待したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015308681.html