【研究】騒がしい場所で会話が聞き取れないのは耳ではなく脳のせい?

夕食の席や騒がしい通りで人が話していることが聞き取れないという高齢者は、実は聴力には全く問題がなく、
脳が会話を素早く処理する能力が低下している可能性があることが、新たな研究で示唆された。
この研究は「Journal of Neurophysiology」2016年11月号に掲載された

研究共著者の1人、米メリーランド大学システム研究所准教授のJonathan Simon氏は、「加齢とともに起こる典型的な聴力低下とは別に、
他の音が同時に聞こえる場所では、脳が話し声を処理する能力も低下する」と説明している。

若い人にとっては、背景雑音は特にうるさいとも感じられないが、高齢者が雑音のなかで人の話を理解するには努力と時間を要すると、Simon氏は説明する。

(中略) 今回の研究では、若年者(18~27歳)17人と高齢者(61~73歳)15人を対象とした。被験者は全員、聴力は正常であり、認知症には罹患していなかった。

同氏らは全員にさまざまな背景雑音下で聴力検査を実施するとともに、脳スキャン検査で中脳と皮質の活動を調べた。
中脳は基本的な音の処理を制御する領域で、皮質は音声の理解に重要な領域である。

その結果、静かな状況と騒音のある状況のいずれでも、若年者は高齢者に比べて聞き取りの能力が高かったが、騒音のある状況では、特に高齢者の成績が低かった。
脳スキャン検査の結果、高齢者のほうが中脳における聴覚に関連する神経シグナル伝達が弱く、皮質における聴覚情報の処理にも時間を要することが判明した。

※続きは以下
http://healthpress.jp/2017/03/post-2838.html
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