「私はトキ。遺伝的多様性が著しく低く、絶滅のリスクが高いの。あぁ~仲間・・・」

国の特別天然記念物で現在国内にいるトキは、病気への抵抗力などに関わる「遺伝子領域」が3タイプしかなく、他の生物に比べて遺伝的な多様性が著しく低いことが
新潟大学などの研究で明らかになりました。
絶滅のリスクが高いおそれがあるため、研究グループは多様性をつむぐ対応を進めることが喫緊の課題だと指摘しています。

佐渡市で保護活動が続けられている国の特別天然記念物、トキは、現在、野生下も含めて推計で370羽余りが生息するとされていますが、そのすべてが中国から譲り
受けた「ヨウヨウ」や「ヤンヤン」など合わせて5羽の子孫にあたります。
新潟大学などの研究グループは、国内のトキの始祖にあたるこれらの5羽について、病気に対する抵抗力などを決める部分の遺伝子を調べました。
その結果、ヒトではそれぞれで違いが多いこの「遺伝子領域」が、合わせて3タイプしかないことが初めてわかったということです。
このため、子孫のトキも3つのタイプしか受け継がれていないことになり、遺伝的な多様性が著しく低く、絶滅に対するリスクが、ほかの生物に比べて高いおそれがあ
るということです。
新潟大学朱鷺・自然再生学研究センターの祝前博明特任教授は、「多様性をつむぐ対応を進めることが喫緊の課題だ」と指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035079471.html