スティグリッツ教授「日本の国債1000兆円は嘘 実質ゼロ 財務省に騙されるな」

1000兆円の国債って実はウソ!? スティグリッツ教授の重大提言
マスコミはなぜ無視をしたのだろう…
2017.04.02

(中略)
右側の国債残高はおよそ1000兆円、左側の日銀保有国債は約400兆円である。
これらを「無効化」すると、国債残高は「瞬時に減少」するとスティグリッツ氏は主張しているのだ。

ちなみに「無効化」とは内閣府が用意した資料の和訳によるもので、筆者は「相殺」と訳すべきだと考えている。
というのも、スティグリッツ氏が書いた英文原資料には「Cancelling」とあり、
これは会計用語で「相殺」を意味するからだ。国全体の国債と、日銀保有国債は「相殺」できると考えるとわかりやすい。

たしかに、日銀の保有国債残高に対して、政府は利払いをするが、
それは「国庫納付金」として政府に戻ってくるので、利払いのぶん国債が増えることにはならない。

要するに、スティグリッツ氏は「国の借金が1000兆円ある」という主張を鵜呑みにしてはいけないと警告している。

この考え方をさらに進めると、政府の連結資産に含められるのは、日銀だけではない。
いわゆる「天下り法人」なども含めると、実に600兆円ほどの資産がある。
これらも連結してバランスシート上で「相殺」すると、実質的な国債残高はほぼゼロになる。
日本の財務状況は、財務省が言うほど悪くないことがわかる。

スティグリッツ氏は、ほかにも財政再建のために消費税増税を急ぐなとも言っている。
彼の主張は、財務省が描く増税へのシナリオにとって非常に都合の悪いものなのだ。

彼の発言は重要な指摘であったが、残念ながら、ほとんどメディアで報道されなかった。
経済財政諮問会議の事務局である内閣府が彼の主張をよく理解できず、
役所の振り付けで動きがちなメディアが報道できなかったのが実際のところだろう。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51314