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クマ対策で鳥取県庁 殺しのゾーニング制定 入ったら殺す

   鳥獣保護管理計画 県が策定

県は、ツキノワグマやシカなどの野生動物の保護・管理について、
2017年度から5年間の基準となる「鳥獣保護管理事業計画」を策定した。
昨年、人的被害が相次いだクマについては、人とのすみ分けを目指す「ゾーニング」制度を導入。

人の生活圏で捕獲され、被害を及ぼす可能性が高いと判断した場合は、
殺処分も可能とすることなどを盛り込んだ。(岡田浩幸)

県によると、県内のツキノワグマの推定生息数は約650頭。
16年度は、県東部を中心に出没情報が495件あり、岩美町で帰宅中の78歳女性が襲われ、
指をけがするなどの人的被害が4件発生した。国の指針では「絶滅が回避できる安定した個体群数」は
400頭とされており、山間部の住民を中心に、安全対策の強化を求める声が上がっていた。

県は今回、市街地や集落、田畑などと、その境目から約200メートルまでを「人の生活ゾーン」、
その外の山間部などを「クマの生息ゾーン」に区分。人の生活圏でわなにかかるなどした個体は従来、
山奥に放していたが、人的被害につながる可能性があるなど「有害」と判断すれば、殺処分も可能とした。
昨年、兵庫県が導入した「狩猟」は、効果がはっきりしないとして見送った。

これまで「有害」の認定には、人的もしくは農業被害の発生が要件だったが、
今回から「家の周りに頻繁に出没し、怖くて外に出られない」「窓を開けられない」などの
「精神的な被害」も追加。県緑豊かな自然課は「住民の安全や、安心の確保が最優先。

それが徹底されて初めて、クマの保護に理解を得られる」としている。

また、今回の計画では、県内で推定3万2000頭が生息(2014年現在)するニホンジカについて、
「年間9000頭以上」とする捕獲目標を初めて明記した。

シカによる農林業被害は全国で深刻化し、国は23年までに個体数を半減させる方針を決定。
県内では、生息数約1万4000頭を目標に、現在の年間捕獲数約6000頭からの引き上げを目指す。

2017年03月29日
http://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20170328-OYTNT50110.html