作家の北原みのりさん「AVや風俗は性搾取。男たちの需要を止めよ」

若い女性が性産業に取り込まれやすい状況や、アダルトビデオの出演強要問題など、性を取り巻く巨大産業の背景に何があり、どこが問題なのか。
米軍基地から派生する性暴力についても関心を寄せる、作家の北原みのりさんに話を聞いた。

アダルトビデオや風俗が巨大産業となっている日本について「他の国で例えようがない」と話す北原みのりさん=18日、那覇市

 ―昨年6月に那覇市で開かれた米軍属女性暴行殺人事件に抗議する県民大会に参加されたと聞いた。

「米軍関係者による性被害について、基地があるから起きてしまうという『自然現象』のように語ることを絶対に許してはいけないと考えている。加害者の責任を追及していくための理論構築が本当に必要なんだと去年の事件で思った。
性被害は軍隊や基地のある故の問題だと一般化してしまうと、加害者の責任が薄まる。日本軍「慰安婦」問題も同様で、「戦争の悲劇」として語ってしまうと日本の責任が薄まる。
男の人が権利のように女性を買う文化があって、性暴力に対して鈍い雰囲気が社会にある」

 ―未成年が性産業に取り込まれる現状についてどう思うか。

「東京のJK(女子高生)ビジネスを取材したときに、10代の子が制服を着ているだけでおじさんが『いくら』と聞いてくる。『高収入 アルバイト』で検索すると、クリック一つで性産業にいける。
どこまでが自分の主体的な責任としてなのか、社会に責任はないのか。女性が性風俗につながる環境が整いすぎている問題は大きい」

「性売買の根拠を聞くとおじさんたちは『世界最古の職業だよ』の一言で片付けてしまう。なぜこんなに発展し続けているのか、抜け穴のある売春防止法が、世界と比べてどうなのか。
性売買を支える法律、意識、歴史、文化についても考えないといけない」

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-468641.html
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続きます